book100

025:『クリティカルチェーン』E・ゴールドラット

ISBN:4478420459 『ザ・ゴール』の人。 興味があるのがこっちだったんでこっちを先に読んだが、まあ間違ってはいなかったのかな。 複数のステップからなる仕事において、どんなに期限を延ばしても期限ギリギリにならないと始めない「学生症候群」への対策 多…

024:『扉は閉ざされたまま』石持浅海

ISBN:4396207972 このミス2005、国内第…何位だっけ。個人的には同作者の作品は『月の扉』以来。 古畑同様、先にトリックと犯人を全部見せてしまって、犯人と探偵のやり取り、探偵の推理過程を楽しむ、いわゆる倒叙もの。 密室物といえば鍵のかかった扉をぶち…

023:時雨沢恵一『キノの旅 9』

ISBN:4840231729 喋るバイクのエルメスと銃の名手キノが、不思議な国々を巡る旅。短編集だけど過去のエピソードが絡むこと多し。 童話集っぽい、作品同士の独立した雰囲気から、だんだん全体通してのストーリーが表に出るようになってきた感じ。 近作は話同…

022:アシモフ『黒後家蜘蛛の会 3』

ISBN:4488167039 会食の席で披露される謎の数々に挑む専門家軍団。しかし最後に謎を解くのはいつも給仕のヘンリーで… と、非常にクラシカルな形で進む短編シリーズ。 ちょっとずつちょっとずつ読んでる黒後家蜘蛛の会、もう3冊終わってしまった。 全5冊読み…

021:『飛鳥井全死は間違えない』元長柾木

ISBN:4048736191 メフィスト系というのか、セカイ系と言うのか、まあそういう小説。 どっかで見たようなキャラに、読者置いてけぼりで突っ走る話、回収される予定の無さそうな謎の伏線。 まあ、買うこと自体が間違いでした。

020:『未明の家』篠田真由美

ISBN:4062638274 建築探偵シリーズ第一巻。 はいはいやおい萌えやおい萌え。 もう少し読んでみてもまだ面白くなかったら切り。

019:『ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ』滝本竜彦

ISBN:4043747012 なんとなく目的意識を見出せない主人公は、ある日であった少女とともに謎のチェーンソー男と戦いを繰り広げていく。 クラブのカレンダーでしょっちゅう見かけたので読んでみる。 こういう突然お話に巻き込まれる系の話は、背後に自発的に目…

018:『インド怪人紀行』ゲッツ板谷

ISBN:404366205X はてな年間100冊読書クラブの、角川文庫夏の100冊コンプリート計画、私への割り当て分。 アジアの中でも強力な個性を持つ国インドに、個性派メンバーたちが挑む。 文章が(悪い意味でなく)滅茶苦茶で賑やか。滅茶苦茶で賑やかな国であるイ…

015:『iモード事件』松永真理

ISBN:4048836331 「iモードの母」とか呼ばれたりする人による、iモード誕生秘話。 現実そのものは面白かったんだろうけど、本としてはそれほどでもないかなぁ。 iモード同様、「ライトユーザ」向けに書かれているらしく、非常に読みやすいのは確かです。

016:『未明の家』篠田真由美

ISBN:4062638274 建築探偵シリーズ一作目。建築の院生が、洋館調査をしたり事件を解決したり。超美形の完璧超人とかショタもいるよ! これを読むくらいなら薬屋探偵シリーズ読んでた方が楽しいと思います。 いや、自分は洋館至上主義なのでこれで満足ですが。…

017:『モルグ街の殺人事件』エドガー・アラン・ポー

ISBN:4102028021 実際は青空文庫*1のものを読みました。 推理小説の原点らしいですが、にしては凄まじく突飛なトリックです。 事前に話の筋を知っていたので、「あー、この伏線が…」という読み方になりましたが、知らない人が読んだらちょっと切れるかも。 …

013:『失敗学のすすめ』畑村洋太郎

ISBN:4062747596 失敗とは恥ずべきものではなく、成長のため、そして致命的な失敗を未然に回避するための糧となるべきものである、というお話。 学校の講義で安全学やメンテナンス工学についてちょっと習ったから、まあ見通しの効く分野ではあるけど、話題に…

014:『ソロモンの指環』コンラート・ローレンツ

ISBN:4152030844 旧約聖書の述べるところにしたがえば、ソロモン王はけものや鳥や魚や地を這うものど もと語ったという。そんなことは私にだってできる。 ある種の鳥が、卵から孵化した直後に見たものを親だと思ってしまう、いわゆる「刷り込み」を発見した…

012:『されど罪人は竜と踊る(7)』浅井ラボ

ISBN:4044289077 俺一押しのライトノベルシリーズ。(6)に引き続き短編集。 とりあえず、黒ジヴ様再臨キタ━━━━(゜∀゜)━━━━ッ!! で、12翼将はなんつーかぽっと出の量産型キャラの印象が否めないので次巻あたりで半分以上死ぬといいんじゃないかと思います。

011:『平気でうそをつく人たち』M・スコット・ペック

ISBN:4794207417 「邪悪」な人をテーマにした心理学本。 共感能力が著しく欠如し、他人の感情について考える事が出来ない 嘘で自分の自尊心を守ろうとするが、自分が嘘を付いている事すら気付かない などの特徴を持つ人を「邪悪」であると定義し、その心理メ…

010:「よくわかる現代魔法5 TMTOWTDI たったひとつじゃない冴えたやりかた」桜坂洋

ISBN:4086302365 There's More Than One Way To Do Itの略らしいです。プログラミング言語「Perl」の思想ですね。Perlは書けるしこのセンテンスはしってるけど、略語にされると全く気づかんかった。ぐぐって納得。 タイトルは有名SF「たった一つの冴えたやり…

007『海馬/脳は疲れない』池谷裕二,糸井重里

ISBN:4255001545 読んだのは実は一月くらい前だけど、脳/心理関係をいくつか読むつもりだったんで貯めておいたうちの一つ。 東大大学院の脳の専門家池谷氏と、埋蔵金の人あるいはマザー2の人である糸井氏との対談。 これぞ理想の科学者って感じ。やっぱり学…

009『話を聞かない男、地図が読めない女』アラン・ピーズ/バーバラ・ピーズ

ISBN:4072265144 EQ同様、一昔前の流行書。 男と女は違う。どちらが優れている、劣っているということではなく、ただちがう。 男女差別を単に否定するのではなく、男女の差は生物学的に間違いなく存在するものと断言して、その上でお互いに住み易い世の中を…

008『EQ―こころの知能指数』ダニエル・ゴールマン

ISBN:4062080486 ひとり脳フェア第二弾。 就職活動のときとか、EQがどうのって話をよく耳にしたんだけど、単語聞いた事があるだけで概念を良く知らんかったので。 世の中を上手く渡っていくには知能指数=IQだけでなく、コミュニケーション力ややる気を出す力…

リチャード・ハンター『秘密のない世界』007/100

ISBN:4434056360 上記の「空間情報科学の挑戦」と同様、レポートのために読んだ本。 「秘密のない世界」をキーワードに、監視カメラ、高解像度衛星カメラ、遠隔自動車監視システム、オープンソース運動、インターネットなどについて書いてあります。 ひとつ…

岡部篤行『空間情報科学の挑戦』006/100

ISBN:4000065815 半年近く経ってるのに6冊、しかし不安はありません、何故なら今年下半期はいずれにせよ暇人になる事が確定してるから。 んで、この本ですが、レポートを書くためのネタとして読みました。空間情報とは「どこに何があるか」みたいな情報です…

栗原亨「樹海の歩き方」005/100

ISBN:4872574370 そうだ、樹海逝こう。 廃墟でぐぐるとトップに来たりする、廃墟エクスプローラの人の書いた樹海ガイド。 「樹海には野犬の群れが住んでいて、遭難者を喰う」「樹海では方位磁針の針が回ってしまって方向を見失う」なんていうフォークロアな…

上遠野浩平『ブギーポップ・イン・ザ・ミラー「パンドラ」』 003/100

ISBN:4840210357 臭いだけ、人の顔だけ、声だけ…中途半端な予知能力を持つもの同士が集まった6人組は、「絶対兵器」と呼ばれた少女と関わった事でトラブルに巻き込まれていく。 超能力ものというより、普通に青春もの。超能力バトルと青春ものの落差の激しい…

宮部みゆき「龍は眠る」002/100

ISBN:4101369143 台風のさなかチャリンコを押している少年を拾った主人公。その直後ある事故に遭遇したとき、少年は自分が超能力者であると打ち明ける。彼の真偽を決めかねているうちに、主人公は別の事件へと巻き込まれる。 生まれつき能力を持って生まれて…

乙一「きみにしか聞こえない」001/100

ISBN:4044253021 100冊読書、やっと一冊。 携帯電話に憧れ、心の中に携帯電話を空想しつづける少女。ある日、絶対に鳴るはずのないその電話から着信メロディが… 表題作ほか二編。 「華歌」にはやられたー!トリックとは関係ないところで感動させる作品の多い…