栗原亨「樹海の歩き方」005/100

ISBN:4872574370
そうだ、樹海逝こう。
廃墟でぐぐるとトップに来たりする、廃墟エクスプローラの人の書いた樹海ガイド。
「樹海には野犬の群れが住んでいて、遭難者を喰う」「樹海では方位磁針の針が回ってしまって方向を見失う」なんていうフォークロアなんかも検証しつつ、GPSなどを用いつつ何ヶ月にも渡って樹海を捜索しての記録。
何となく知ってるようで、イメージと大きく違って驚き。例えば、樹海の土壌が火山岩質で、気は深く根をおろせず、大木が倒れたり立ち枯れたりする、なんて思ってもみなかった。
樹海といえば自殺者なわけで、巻末には怪しげな写真の袋とじがあったりするんだが、怖くて開けん…
自殺者は完全自殺マニュアルとかその類の本を持ってることが多いそうだが、自殺するなんて人生の一大事(?)をマニュアル本に載ってるとおりの方法のままやるって空しくないのだろうか。