015:『グッドラック―戦闘妖精・雪風』
012:『狼と香辛料』
- 作者: 支倉凍砂,文倉十
- 出版社/メーカー: メディアワークス
- 発売日: 2006/02
- メディア: 文庫
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ディティールに凝った行商人の日常描写は、個人的に初期の『フォーチュン・クエスト』を思わせる最高の出来。
老獪でありながら可憐な面もみせるヒロイン・ホロもテラモエスwwwwww …もとい、主人公型でも正統派お姫様でもない、独特の存在感を放っている好キャラクター。
読み合い騙しあう商人同士の会話や陰謀もあり、普通ならこっちが軸で進みそうなものなんだが、ホロのキャラクターが印象的すぎてすっかり脇役(良い意味で)。
久々に良いライトノベル。続編も買おう。
013:『されど罪人は竜と踊る Assault』
されど罪人は竜と踊る Assault (角川スニーカー文庫)
- 作者: 浅井ラボ,宮城
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2006/04/28
- メディア: 文庫
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大分トーンダウンしてきたかも。短編集とか過去話じゃなくてストーリー前に進めろよー。
結局過去の因縁についても明かされないままだったしな。間つなぎ。
010:『ネット時代の反論術』
- 作者: 仲正昌樹
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2006/10/20
- メディア: 新書
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- 議論の結果よりも、自分を頭が良いように見せる事が目的の、「見せかけの論争」
- 相手を打ち負かす事が目的の「論理詰めのパターン」
- とにかく相手を貶める事が目的の「人格攻撃するケース」
議論の目的は、必ずしも議論の結果には無い。
観客にアピールする事が目的だっていいし、とにかく相手を攻撃する事を目的とする事もある。
まず、自分が何を目的としているのかを確認し、相手の目的が何かを見据える必要がある。罵倒が好きなだけの相手に真面目に付き合ってたら、無駄に消耗してやってられない。不毛な議論の場合、素早く戦闘を回避したり、あるいは自分のイメージ向上だけを考えたパフォーマンスに走る事も正解だ。
朝生、ブログの炎上、2ch、小泉劇場など、具体例や具体的シチュエーションを引きながら、どのスタンスで動くべきかを決める指針を与える。
議論に関する書籍は、「論理詰めのパターン」を絶対とし、「見せかけの論争」「人格攻撃」を論理的でないとして否定するのが普通。この本は、その価値観を否定しているところが面白い。
011:『ファシリテーション・グラフィック―議論を「見える化」する技法』
ファシリテーション・グラフィック―議論を「見える化」する技法 (ファシリテーション・スキルズ)
- 作者: 堀公俊,加藤彰
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2006/09/01
- メディア: 単行本
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議論の流れを左右するのは、司会者ではなく、ホワイトボードに向かっている書記(グラフィッカー)である。効率よく議論内容を整理し、議論を正しい方向に導くためのホワイトボード・テクニック。
色使いや図形の使用法、レイアウトの基本など、実際的なスキルに多くのスペースを割いている。
「漢字は大きくカナは小さく文字は四角く」のような細かなTIPS、ホワイトボードのほかにも模造紙や付箋などの多様なメディアを使う方法、会議だけでなくちょっとしたミーティングやインタビュー/雑談/ノートなどのTPOに合わせた記述法も。
主に紙に模造紙で書く場合、色使いとして黒をメインにするのではなく、茶や緑で地の文を書き、黒はキーワードのみにして黒色の存在感を活かす、というのが目からウロコ。
実例が豊富なので非常に読みやすい。結構お勧め。繰り返し読んで少しずつ定着させていきたい。
009:『恋愛写真―もうひとつの物語』
- 作者: 市川拓司
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2003/06/01
- メディア: 単行本
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不覚にも泣きそうになってしまった。小編だが、感動が凝縮されている。情景描写が上手いのかな。
野暮なケチをつけるとしたら、わざわざ非現実的な設定を持ち出すほどの事か、という位か。それと、ヒロインの心理状態の変化と、主人公の心理の移り変わりが良く分からない。
後から知りましたが、『恋愛写真』という映画とのコラボ作品だそうです。
恋愛寫眞 - Collage of Our Life - [DVD]
- 出版社/メーカー: 松竹
- 発売日: 2003/11/22
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aishiteru.jp
ああ、恋がしたいなぁ。
008:『脳はなにかと言い訳する』池谷裕二
- 作者: 池谷裕二
- 出版社/メーカー: 祥伝社
- 発売日: 2006/09
- メディア: 単行本
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2006年のNature掲載論文など、脳科学研究の最前線で分かってきたこころの働きを、非常に分かりやすく、また楽しく解説。
もう、この本は凄すぎる。面白すぎる。途中までは付箋を貼っていたが、全ページに付箋を貼る羽目になりそうになったので諦めた。具体的な内容は後述の「シゴタノ!」さんのエントリなどを参照のこと。同じ科学的事実なのに、直感的に非常に共感できる内容があったり、いっけん直観と反する(でも良く考えると目からウロコ)内容だったり、人のこころについて深く考えさせられたり。脳ってとても面白い。この研究分野を本当に面白いと思って研究されているんだな、と思う。
学習、記憶、モチベーション、会話、すべてに心理、脳は関わってくる。だからこれはある意味では最強のLifehacks本とも言えるかもしれない。
とにかく買え、としか言えない。損をしないことは保障する。