2006-04-12 034:『オーデュボンの祈り』伊坂幸太郎 book book100 ミステリ。 どうでもいいがオーデュponではなくbonなので注意。 予知能力のあるカカシ「勇午」、島のルールとして人を殺しつづける「桜」、嘘しか言わない画家など、不思議な人々が住まう島。主人公が島にたどり着いた翌日、勇午が「殺される」。何故予知能力のある勇午は自分の死を止められなかったのか? 不思議な設定の中、不思議な雰囲気で進んでいく物語。童話と同じで、ここから何を読み取るのかは人によって違うのだろう。 ラストシーンの救済感と、絵画的な美しさは素晴らしい。