2006-04-12から1日間の記事一覧

038:『無印良品のふしぎ』ピエブックス

ISBN:4894445239 無印良品のセンスの良い、しかしどこか不思議で遊び心のあるアイテム群をひとつひとつ解説していく。 「神は細部に宿る」という感じで、無印のあの雰囲気がどこからやってくるのかがおぼろげに感じられる。無印好きならば、読むと少し無印が…

g:book100活動、いったん〆

というわけで、ここで今年度のg:book100活動は終了。50にも届かないという体たらく。だって案外忙しかったんだもん。 ハンコを押してくれる人がいないとラジオ体操が出来ないタチなので、もう一度このまま参加する予定。細かい事はbook100のカレンダー編集し…

037:『風化水脈 新宿鮫VIII』大沢在昌

ISBN:4334740286 ハードボイルド。 新宿という街に秘められた、複数の人間の苦い過去。鮫島が事件解決に近づくにつれ、お互いの中の「事件」が解決していく。 まさにこれぞ新宿鮫。このシリーズを買う人はこういうのを期待しているんだ!という感じ。という…

036:『R.O.D(11)』倉田英之

ISBN:4086302802 ラノベ。ぶっちゃけ飽きてきた。いや非処女とか関係なく(ある意味これが今作一番のネタバレ、という駄目駄目っぷり)。 もう消化試合。全巻売ろうかな。

035:『容疑者Xの献身』東野圭吾

ISBN:4163238603 数学教師の石神は、隣に住む女性に密かに思いを寄せていた。彼女が人を殺してしまった事を知った彼は、天才と呼ばれたその頭脳を生かし、殺人の事実を隠蔽しようとする。 心理戦心理戦!ライバルの数学者との、お互いに間に人間を挟んでの心…

034:『オーデュボンの祈り』伊坂幸太郎

ミステリ。 どうでもいいがオーデュponではなくbonなので注意。 予知能力のあるカカシ「勇午」、島のルールとして人を殺しつづける「桜」、嘘しか言わない画家など、不思議な人々が住まう島。主人公が島にたどり着いた翌日、勇午が「殺される」。何故予知能…

033:『ウェブ進化論』梅田望夫

ISBN:4480062858 はてな取締役の梅田氏(id:umedamochio)が、「web2.0」と呼ばれる、今まさにネット上で、そして世界で起こりつつある新たな潮流について論じる。 web2.0の基礎的な内容を懇切丁寧に書いてある。 多分、この本はネットにあまり興味の無い人…

032:『ニート―フリーターでもなく失業者でもなく』玄田有史・曲沼美恵

ISBN:4344006380 社会現象化したニート。その存在を真っ先に描き出し、ニートという単語が氾濫するきっかけとなった最初の一冊。 まあ、ニートに近い生物である大学生としては読んでおかないと、ということで。 最初の一冊という事で、ここまで社会問題化す…

031:『ラッシュライフ』伊坂幸太郎

ISBN:4101250227 ミステリ。 傲慢な金持ち、お洒落な泥棒、冴えない無職と犬、新興宗教の教祖を殺した青年、交換殺人を企てる女性。5つの物語が互いに交錯し合いながら進む。 ライトノベルを読む人なら、バッカーノ!をイメージすると近い。だが、描写力とス…

030:『地球幼年期の終わり』アーサー・C・クラーク

ISBN:4488611028 SF。ファーストコンタクトもの。 ある日地球の上空に忽然と姿を現したUFO。人間を遥かに超えた科学力を持つ事を示し、その技術を地球に伝えつつも、何故か決して姿を見せない異星人「オーバーロード」。しかしある日、彼らは意を決したかの…

027:『エンダーのゲーム』オースン・スコット・カード

ISBN:4150107467 今日でg:book100参加一周年。つまり、今日までで何冊読めたかの区切りな訳で、さあ、8/31がやってきましたよ。 というわけで書くのをサボっていた本群を連続で。最初はこれ。 SF。天才少年エンダーは、宇宙人と戦うための士官を育てる学校に…

028:『女には向かない職業』P.D.ジェイムズ

ISBN:4150766010 ミステリ。 共同で探偵事務所を営んでいた、不遇だったが有能で心優しいパートナーの死。その傷も癒えないうちに、早くも初の一人仕事が舞い込んで来る。 ぶっちゃけ表紙買い。センスも良いし、タイトルも格好いい。 作品本体も、けなげとか…

029:『月は無慈悲な夜の女王』ロバート A.ハインライン

ISBN:4150102074 古典SF。 意識を持ったコンピュータを発見した主人公は、革命家たちとともに月の地球からの独立をかけた闘争に身を投じていく。 これぞSF。「もし月に人間が移住したら」という仮想設定をベースに、社会制度、経済のあり方、技術、政治まで…