「タイトルの付け方」はイケてないタイトルの付け方だ
まとめ
情報伝達手段としては、要約としてのタイトルが最も効果的である。
タイトルを最初に考えると文章がブレないので良い。
「内容の分類」はタイトルとしてはイケてない。
要約としてのタイトル
タイトルにはいろいろなつけ方があるが、面倒なので次のエントリのリンク先を参照して欲しい。
http://d.hatena.ne.jp/debedebe/20060102
本のタイトルと同じで、読んでもらえるか否かがタイトルで決まる事も多い。そのため、必ずしも以下に述べる「要約としてのタイトル」がベストな選択肢とは限らない。実際、キャッチーなタイトルをつけた方が、より多くの読者を引き込める可能性は高い。
しかし、自分の言いたい事を読者に伝えるという事に主眼を置くのならば、タイトルは内容の要約とするのがベストである。タイトルだけしか見てくれない人の方が多いのならば、その唯一見てもらえる場所には一番聞いてもらいたい事を書いておくべきだろう。
言いたい事がはっきりしていると文章がブレない
タイトルは最後に付けるよりも、最初に考えてから書き出すのが望ましい。
タイトルが無い状態でなんとなく文を書いていくと、話が右往左往してわかりづらくなることが多い。先にタイトルを決めてしまえば、自分の一番伝えたい内容がはっきりするため、文がブレにくくなる。
仮にタイトルに美しさを求めたいタイプの人だったとしても、要約としてのタイトルを考えておき、それを念頭に置きながら本文を書いた方がやりやすいだろう。
書いている途中で書きたい事が自分の中で変わってきたと感じたら、その時点でタイトルを変更し、構成を見直せばいい。
ラベルとしてのタイトル
分かり辛い話なのでこのエントリを例に取ろう。
このエントリには、例えば「タイトルの付け方」というタイトルを付ける事が考えられる。が、これは良いタイトルではない。
確かにこのエントリで書いているのはタイトルの付け方に関してである。「それが何に関するものであるか」を示すものは、通常、分類・ラベル・レッテルと呼ばれる。
まず、このようなタイトルでは、タイトルの付け方に興味のある人間しか引き込めない。自分がタイトルの付け方についてどう考えているかをそのままタイトルにしてしまっても、こういう読者は引き込めるはずなので、効率が悪い。自分の意見をタイトルにしておけば、タイトル論に興味のある人に加えて、自分の意見に興味を持ってくれた人を引き込める。
おまけ:このエントリのタイトル候補
ぶっちゃけ、ここ書きながらタイトル選んでます。
- ラベルとしてのタイトル
- ラベルとタイトルって概念を知らない人にそれを伝えたいのに本末転倒
- モヒカン族ならタイトルは要約だ
- 「タイトルの付け方」はイケてないタイトルの付け方だ
- タイトル論によくあるタイトルを使って主張
- 「読む価値が無い」案の扇情的な要素を抑え目にしたらこうなる
- 「イケてない」という単語で重さを払拭
- 同じような単語が並んでるのは面白いが冗長でもあって難しい
- 主張の中心から離れるのが難点。「どうしてイケてないのか」が主張だがそれが入らない
- まあ、無い事でクリックを誘えるという面はあるが…
- 「タイトルの付け方」という記事は読む価値が無い
- センスの無いタイトルを付ける人のタイトル論は不要という趣旨
- うんこ投げに見えて扇情的でキャッチーだし悪くない
- 単なるうんこ投げ合戦に見えてしまうのが難点
- 「イケてない〜」案に比べタイトル論だという事が若干伝わりにくい
- やっぱり、「どうして」が入ってないのが微妙
- 「タイトルの付け方」という記事はうんこ
- うんこメソッド*1適用例
- 前項の二項目書いて思いついた
- うんこメソッドって扇情的にするのにも有効だね、うんこメソッド1.1だ
- 頭悪そう
- うんこブロガーとして定着しそうで怖い