10代男の子は、社交性の有無で友達を判断する?

http://d.hatena.ne.jp/kokepi/20051219/1135000270
ブックマークコメントでも書いたけどもう一度。
というより、
http://www.athill.com/INFO/NEWS/main_041222.html
こっちへの突っ込みになるか。

社交的人間が万人受けするのは当然である

まず、多肢選択式がこの場合は不適当。社交性がトップを取ってるというのは、社交性が多くの人にプラス評価される属性だというだけで、多くの人が社交性を人を判断する最重要要素にしている、という事ではない。
そもそも、あの人は社交的だ、というときはたいてい、そこにその人に対する好意が含まれてるはず。多くの人に好印象を与えてる人が社交的な人って呼ばれるんだから、「社交的な人」が好感をもたれてるのは当然。
人がどこで他人を判断するかの判断基準が知りたいなら、順位付けをさせるべき、せめて選べる選択肢の数を2,3個に絞るべき。
というか、男の子のほうのグラフ*1の項目名、上から数えて偶数番めがことごとく隠れてるわけだが。
やっつけレポートにも程がある。

「社交的な女の子」に見る彼らの「社交的」像

女の子において社交性が23%に留まってる方は注目に値する。
何が「こちらも社交性を示す項目が多くなっています」だ。現に「社交的な子」は「スタイルの良い子」を下回っている。前述のように社交性なんてマイナス印象を持たれ辛い属性なんだから、これは明らかに異常。
女の子において、「話し上手」「聞き上手」と「社交的」の結果が乖離してるのがキー。この二者の乖離は、回答者群にとって、「話し上手」「聞き上手」は「社交的」とイコールではないって事を示す。
ここからは推測だけど、回答者群にとって、おそらくこの「社交性」ってのは「八方美人的性質」とか「友達の数」とか、そういう意味に近いんだと思う。八方美人な、他の男に色目を使う(恋する男子視点で)女の子は嫌い、と。

ケータイ料金

「彼らにとってケータイ料金の出費は、相当な痛手となっていることが予想できます」だそうです。親のすねをかじってる奴が大半だと思いますが。というか、痛手になってるかどうかを直接聞けばよかったんじゃないかと思います。まあ、結果が5000円でも同じ結論に至ったんだろうけど。

ケータイ登録数とメール数

ケータイは彼らの対人関係を大きく広げてしまったので、彼らはいろいろなタイプの人間と接する機会が増え、接し続けなくてはいけない義務も生まれました。年齢相応以上の社交性を身につけないと、この広い人間関係は乗り越えられない

登録するだけでメールのやり取りを一切しない、というか、登録してるだけの人間が多い事は常識だと思うんですが。
日に100通のメールをやり取りする場合、その相手が100人じゃない(同一人物との間で何往復もする)なんてのも自明だと思うんですが。博報堂総研はヒキヲタの集まりなんでしょうか。
というか、みんなが年齢相応以上の社交性を必要としてるって、じゃあその「年齢相応」って何基準にしてるんだよ、と。今の若者の社交性を平均すると、その結果は平均以上になるんでしょうか。理系の僕には良く分かりません。

職業分類のマズさ

ゲームプログラマー」とかピンポイントなものもあれば「エンジニア」なんてアバウトなものもあったり、「コンピュータ関係」がPGやSEとは別にあったり(当然エンジニアとも別)、「開発者」って何なんだろうとか、色々と謎な選択肢です。