ゲームは有害だと社会みんなが言っているらしい

http://yokohama.seesaa.net/article/2331883.html
http://d.hatena.ne.jp/kitano/20050717/p1 経由)
ゲームが人に悪影響を及ぼさない、なんてのは明らかに嘘だと思う。
映画だろうが小説だろうがゲームだろうが、人に影響を及ぼさないメディアなど存在しないし、人に影響を与えられないメディアに存在意義など無い。問題は、その影響がどれだけ大きいか。ゲームをプレイした人の100%が犯罪を起こしたら問題があるだろうけど、実際はそんな事は無い。
極道の妻たち」に憧れてヤクザ屋さんになった人は絶対に存在するはずだが、高倉健とか岩下志麻を批判する意見は聞いた事が無い。視聴者全体に対する割合が小さいからだ。
バイオハザードはシリーズ累計100万本以上余裕で出荷している。GTAだってベストセラーだ。日本ではGTA3が年間のベストゲーム賞みたいなのを受賞している。その中で犯罪を起こした人間がどれだけいるんだろう。
また、「有害」ゲームをプレイする事と犯罪行為との因果関係、矢印の向きも不明瞭だ。もともと暴力性向のある人間がこういうゲームを買いたがっただけ、という可能性はじゅうぶん考えられるはず。
というわけで、規制をかける=販売会社の権利と消費者の権利を侵害するのならば、ちゃんとデータで規制をする妥当性を示す必要があると思うのだが。