タイトルのある日記はいい日記になる

まとめ

タイトルとは要約である。要約不能なものにタイトルはつかない。
一日の「まとめ」を考える事は、一日を有意義にする上で重要である。
タイトルをつけようとすると、自然と意識が要約を始める。

はじめに

だって付けないもんは仕方ないじゃん。タイトル。
付けないよ、日記に小見出しなんか。普通。
いつからか忘れるほど、めっきり付けてませんねぇ。。。

以下、良い日記を書くためにはタイトルが必須である、という事について説明する。
#本稿とは関係ないが、関連エントリは見出しの前ではなく後に書いて欲しい…

タイトル=要約

タイトルとは通常、内容の要約である。
したがって、タイトルのつけられないエントリとはすなわち要約不能なエントリである。
事実の羅列は要約不能なので、一日の出来事をまとめただけの日記は要約不能となる事が多い。
(ちなみに、事実を列挙しただけのものが要約可能ならば、それは単なる「事実の羅列」ではなく「一定のテーマに沿って収集された事実の羅列」である可能性が高い)

一日を要約する

人の一日というのは、その日起きた事実の羅列ではない。人は何かを考えて行動し、その結果について何かを感じる。その内面的事実も加えて初めて「一日」になる(だから、いい日記を書くには、みたいな本を読むとだいたい「感じた事も書け」と書いてある)。その日思った事の中で一番重要だったこと、それが一日の「要約」にはならないだろうか。
日記を書き始める前に、一日の内容を思い出し、今日という日の自分にとっての意味を考え、要約する。そうすれば、今日という日を明日に活かす事ができる。そうする事で、初めて日記が備忘録以上の価値ある存在となり、日記をつけるという行為の意味が出てくる。

要約の手段としてのタイトル付け

一日の要約と言われても、いったい何をすればいいのだろう。
要約が下手な人に対する良くあるアドバイスに「タイトルをつけるとすればどうなる?」というのがある。
要約というと良く分からない人でも、タイトルと言えば何となく付けられるものだ。そして、付けられたタイトルはそのまま内容の要約である。要約が上手く出来ないという人は、タイトルについて考えてみるという方法を取ると良い。

「タイトルの付け方」はイケてないタイトルの付け方だ

まとめ

情報伝達手段としては、要約としてのタイトルが最も効果的である。
タイトルを最初に考えると文章がブレないので良い。
「内容の分類」はタイトルとしてはイケてない。

要約としてのタイトル

タイトルにはいろいろなつけ方があるが、面倒なので次のエントリのリンク先を参照して欲しい。
http://d.hatena.ne.jp/debedebe/20060102
本のタイトルと同じで、読んでもらえるか否かがタイトルで決まる事も多い。そのため、必ずしも以下に述べる「要約としてのタイトル」がベストな選択肢とは限らない。実際、キャッチーなタイトルをつけた方が、より多くの読者を引き込める可能性は高い。
しかし、自分の言いたい事を読者に伝えるという事に主眼を置くのならば、タイトルは内容の要約とするのがベストである。タイトルだけしか見てくれない人の方が多いのならば、その唯一見てもらえる場所には一番聞いてもらいたい事を書いておくべきだろう。

言いたい事がはっきりしていると文章がブレない

タイトルは最後に付けるよりも、最初に考えてから書き出すのが望ましい。
タイトルが無い状態でなんとなく文を書いていくと、話が右往左往してわかりづらくなることが多い。先にタイトルを決めてしまえば、自分の一番伝えたい内容がはっきりするため、文がブレにくくなる。
仮にタイトルに美しさを求めたいタイプの人だったとしても、要約としてのタイトルを考えておき、それを念頭に置きながら本文を書いた方がやりやすいだろう。
書いている途中で書きたい事が自分の中で変わってきたと感じたら、その時点でタイトルを変更し、構成を見直せばいい。

ラベルとしてのタイトル

分かり辛い話なのでこのエントリを例に取ろう。
このエントリには、例えば「タイトルの付け方」というタイトルを付ける事が考えられる。が、これは良いタイトルではない。
確かにこのエントリで書いているのはタイトルの付け方に関してである。「それが何に関するものであるか」を示すものは、通常、分類・ラベル・レッテルと呼ばれる。
まず、このようなタイトルでは、タイトルの付け方に興味のある人間しか引き込めない。自分がタイトルの付け方についてどう考えているかをそのままタイトルにしてしまっても、こういう読者は引き込めるはずなので、効率が悪い。自分の意見をタイトルにしておけば、タイトル論に興味のある人に加えて、自分の意見に興味を持ってくれた人を引き込める。

おまけ:このエントリのタイトル候補

ぶっちゃけ、ここ書きながらタイトル選んでます。

  • ラベルとしてのタイトル
    • ラベルとタイトルって概念を知らない人にそれを伝えたいのに本末転倒
  • モヒカン族ならタイトルは要約だ
    • はてな界隈で人気になりやすいモヒカン族を入れてキャッチーに
    • 内容を伝える事を主眼とするなら〜という内容の要約にもなってて悪くない
    • モヒカン族知らんと伝わらないのが難点
    • 最近モヒカン族について言及しすぎでそろそろ手斧を持った人に襲撃されそうなんで自重
  • 「タイトルの付け方」はイケてないタイトルの付け方だ
    • タイトル論によくあるタイトルを使って主張
    • 「読む価値が無い」案の扇情的な要素を抑え目にしたらこうなる
    • 「イケてない」という単語で重さを払拭
    • 同じような単語が並んでるのは面白いが冗長でもあって難しい
    • 主張の中心から離れるのが難点。「どうしてイケてないのか」が主張だがそれが入らない
    • まあ、無い事でクリックを誘えるという面はあるが…
  • 「タイトルの付け方」という記事は読む価値が無い
    • センスの無いタイトルを付ける人のタイトル論は不要という趣旨
    • うんこ投げに見えて扇情的でキャッチーだし悪くない
    • 単なるうんこ投げ合戦に見えてしまうのが難点
    • 「イケてない〜」案に比べタイトル論だという事が若干伝わりにくい
    • やっぱり、「どうして」が入ってないのが微妙
  • 「タイトルの付け方」という記事はうんこ
    • うんこメソッド*1適用例
    • 前項の二項目書いて思いついた
    • うんこメソッドって扇情的にするのにも有効だね、うんこメソッド1.1だ
    • 頭悪そう
    • うんこブロガーとして定着しそうで怖い

題名が先?記事が先?要約が最初だ!

http://blog.goo.ne.jp/suzuka_web/e/920c583f34faee95567f9acfb49bc275
タイトルが先。
というか、この話はタイトル付けのスタイルと書いている内容に依存するから、どっちが先かだけ書いても意味が無い気がする。
うちに多いような、「主張」を主軸に据えているエントリで、しかも要約としてのタイトルを付けている場合は、タイトルを先にすると書いていてブレが生じにくい。
思考と文章を発散させるのには向いてないが、収束させるのには向いている。

サブドメインとサブディレクトリによるSEO

http://kotonoha.main.jp/2006/01/02subdomain.html
はてなはサブディレクトリ、ココログサブドメインだね。
確かにココログは良質なblog多いのにイマイチマイナーだと感じる事が多い気がする。

恋に落ちる駅伝走者

出先のTVから突然
駒澤大学は**前で恋に落ちています!
とかいう声が聞こえた(大学名は怪しい、金沢とか神奈川かも)。
見てみると駅伝の中継。ああ、五位に落ちたのね。なんつー乙女耳。