そして心理戦

コンビを組んだ事がターゲットに事前に察知されたらどうなるだろう。
まず、のび太-次元のたくらみがゴルゴの情報網に引っかかった場合。ゴルゴはどのみち次元を狙うより他に無く、状況に変化は無い。
次元。のび太-ゴルゴの結託をルパンチームに探らせるが、上記同様に対策のしようが無い。ゴルゴと組み、不二子をゴルゴの元に送って裏切りを察知できた場合は…のび太とは組めないので自分ひとりで戦うしかなく、結託なしの単独戦同様になる。
次に、次元-ゴルゴ組の陰謀をのび太がタイムテレビか何かで察知した場合。誤射戦略は「ゴルゴは次元を狙う」という前提があってのものであり、この戦術は使えない。のび太はゴルゴを狙うべきだが、勝率はそれでも5%。次元は41.8%、ゴルゴが53.2%。おお、次元の勝率が上がっている。次元はゴルゴと組んだ場合、裏でその情報をのび太に流すべきだ。
さらに反則気味だが、次元-ゴルゴの結託を察知し、何らかのひみつ道具でゴルゴの裏切りの意思まで読んだ場合。のび太にとっての当面の唯一の敵は次元。だが、次元を殺せばゴルゴのピンポイントスナイプが待っているわけで、次元を狙うと勝率は8.4%と、誤射戦術時の12%を下回る。ゴルゴの裏切りに気付いても何ら事態は好転しない。