004:『怪獣の名はなぜガギグゲゴなのか』黒川伊保子
- 作者: 黒川伊保子
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2004/07/01
- メディア: 新書
- 購入: 1人 クリック: 26回
- この商品を含むブログ (84件) を見る
ことばの「音」と印象の関係を詳細に纏め上げた本。
「ママ」と「まんま」の語源はともにおっぱいに吸い付く幼児の呼吸音、従ってマには包み込むような優しさがある。
マに続き二番目に赤ん坊が発する音は「パ」で、「パパ」「ぱいぱい」などに繋がっている。
シャシュショは喉と口を高速に息が吹き抜ける爽快感のある音で、若い少女に好まれる。
など、言語の境界を越え、人類に普遍的に成立する法則を網羅。
これはちょっと新書レベルを超えている。
関連エントリ
- 断片部 - いつか作ります - ケンジとフッケンの恋愛学