web2.0関係の記事に載せるべき広告

まとめ

web2.0の記事には開発者向けの広告が表示される。
web2.0関連の記事を読むユーザには、開発者のほかにブロガーなどのユーザが含まれる。
ユーザはサービスには興味はあるが開発には興味は無いため、クリック率が低下する。
web2.0関連サービスの広告を貼ればクリック率は上がるのだろうが、web2.0関連企業は滅多に広告を打たない。

本文

1.誘導手段が違うから
2.ユーザの質の違い
3.そもそも広告との相性が悪いジャンルだ

3>2>1に一票。

リンク先を見ると一目瞭然なように、web2.0関係の記事を書くと多くの場合アドセンスなどによる広告はレンタルサーバやソフトウェア販売、PG求人などの開発関連になります。通常、技術関連の話題に対し興味を示す人間は技術者である事が多いので、正しいアプローチと言えるでしょう。
しかし、web2.0関連の記事に興味を示す読者は、開発者ばかりではありません。web2.0とは、開発者のほかに多くの「参加者」を抱えて成立するシステムなのは言うまでもありません。web1.0なサービスの利用者は単なるお客様なのでサービスが利用さえできればそれ以上の興味を抱かない事が多いのですが、web2.0なサービスの「参加者」はお客様ではなく自分も主体的に「参加」しているという意識が少なからず生じている(というか、生じさせる構造になっているのがweb2.0)ため、web2.0関連の記事を読みたがります。
しかし、彼ら「参加者」の大半は自分でサービスを立ち上げたり何かを作る中心メンバーになろう、という気がまったく無いため、広告に興味を示さず、結果としてクリック率の低下を招く事になります。
クリック率の向上を考えるなら、web2.0な記事に表示する広告としては、web2.0なサービスの広告が恐らく適切でしょう。「新しいソーシャルブックマークサービス始まったよ!」とか。ただし、web2.0サービスは口コミで広がっていくという性質を持つ=広告への依存性が低い事と、web2.0サービス運営者は金をあんまり持っていないことが多い=広告を出そうとは思わない、という2つの要因から、web2.0企業の広告は少ないと思われます。