Web2.0 マッシュアップ時代への「いただきます」「ごちそうさま」

マッシュアップとは、大規模なデータベースを持つYahoo!googleamazonはてななどの会社がそのデータベースにアクセスするための方法を公開し、そのデータを用いて他の誰かが何か面白い事を考える、という手法だ。はてなマップのようにgoogle mapを用いているサービスや、はてなブックマークからニュースを抽出するなどのサービスが該当する。
データを開放する側は勿論慈善事業で行なっているわけではなく、これを行なう事で事実上の業界標準の立場を不動のものとし、より充実したDBを形成する事ができる、というメリットがある。また、広告事業による収益を見込める、有望な事業を買収する事で、ノーリスクで新規サービスを立ち上げられる、といったメリットがある。
しかし、DB提供側が利己的な理由からこれを公開しているとしても、DBを利用しマッシュアップサービスを提供する側が感謝しなくても良い、という事にはならないだろう。
相手側にもメリットがあるとか、ギブアンドテイクであると言った次元の話ではない。データベースホルダーがAPIを公開していなければ、マッシュアップサービスは成立し得ないのだ。
社会とは人と人が助け合って作るものだ。金銭の授受はそれを多少円滑にするための要素に過ぎない。マッシュアップサービス提供者は、DBの提供者に対し「いただきます」「ごちそうさま」という感謝の念を忘れてはならないのだろう。

マッシュアップってこういう事ですか?良く分かりません!

参考